避難所の現実

行政には頼れない?!突然の大規模災害時は周囲全ての人が被災者です。

台風や豪雨等の「徐々に被害が拡大する災害」であれば行政が状況を把握し、避難指示の対応を進めることが可能です。しかし、地震や火山の噴火等の突発性を有した災害だった場合そうもいきません。
行政自身も被災する為、立場や役割も関係なく等しく同じ被災者となります。 避難所を運営する人は同じく、被災者です。

行政だけでなく、避難した人全員が協力して避難所を運営しなくてはなりません。

原則として行政は、前もって避難所担当の職員派遣や救援物資等の支援体制などを整えています。実際の避難所は予め行われる事前協議に基づき、行政の担当者、避難所施設の管理者、自治会などの地域団体、避難者が協力して運営することになります。

過去に起きたトラブル例

  • 休日に災害発生。指定避難所の学校が施錠されていた為窓ガラスを割って中に入った。
  • 避難先である学校の教室や廊下にも避難者が立ち入った為、災害後しばらくしてからも授業が再開できなかった。
  • 避難先である学校の教職員に避難者からの苦情や問い合わせが殺到した。
  • 避難所のトイレで断水のまま多くの人が用を足した為に不衛生を極めた。

避難所の利用について、事前に「ルールづくり」などの話し合いが必要。

  • 各自治体から指定された避難所であっても使用時のルールが明確にされていないところも多いのではないでしょうか。自治体や避難先の管理者、自治会役員等の住民代表者間で事前に話し合っておくことが重要です。
    事前の取り決めにより避難所でのトラブル回避や避難先施設本来の役割を素早く再開できることにも繋がるでしょう。

事前に確認・協議しておく項目例

    • 地域住民について
    • 人数・年齢層・要救助者の確認
    • 防災品・備蓄品について
    • 防災品・備蓄品の購入計画、管理
    • 役割分担、防災訓練について
    • 災害時の役割分担、またそれに伴った防災訓練の実施
    • 避難場所について
    • 使用可能場所の確認・禁止場所の周知・鍵の管理
    • 行政や避難所同士の連携について
    • 緊急時の連絡手段や避難所同士の物資の融通の確認
    • 避難者名簿について
    • 入所時に記載してもらう避難者名簿のテンプレート作成

災害時こそ大事になってくる「日頃のお付き合い」

  • たくさんの人々が同じ空間で共同生活をしていく上で、大切になってくるのは互いの「マナー」「ルール」です。
    しかし、それまでまともに話したことのないような人たち同士で協力して一から絆をつくることはとても大変です。可能であれば常日頃から挨拶や町内のイベントなどでコミュニケーションを深めておき、最低でもご近所同士互いの顔は知っておくようにしたいものです。 また、行政や地域の代表者だけが避難所について確認をするだけでなく、地域住民全体と情報を共有し、互いに理解を得ることも重要です。

避難所に保管しておきたいアイテム

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